良くある刑事事件についてのお悩み
- 夫が逮捕されたのに、面会ができなくて困っている
- 罪を認め反省しているので、何とか前科を避けられないだろうか
- 痴漢と間違えられて拘束を受けているが、全く身に覚えがない
刑事事件に関して弁護士に相談するメリット
刑事事件では、逮捕された直後の動きが重要です。
日本の裁判所は、警察の資料だけを判断材料として、簡単に身柄の拘束を認めてしまいます。だからこそ、本人の事情を訴え、公平な判断を求める必要があるのです。
特に被害者のいる事件では、弁護士がいないと面会や示談もできないでしょう。ぜひ、専門家にご一任ください。
刑事事件について
ご相談内容
仕事柄マイナスドライバーを持ち歩いていたところ職質を受け、窃盗事件の容疑者と間違えられて、警察に連れて行かれてしまいました。なぜこうなったのか、理解すらできません。
法律相談でのアドバイス
正当な理由のないマイナスドライバーの所持は、通称「ピッキング防止法」の違反行為に該当します。
もちろん犯罪するつもりで所持していたわけではないでしょうから、ご本人に事情を詳しく伺い、弁護活動を行います。
ご依頼を受けて
逮捕されて裁判所の勾留決定がなされる前に裁判官と面接し、本人は正当な目的でマイナスドライバーをもっていて犯罪に該当しないこと、及び勾留の要件を満たさない旨を説明し意見書の提出も行いました。
結果検察官の勾留請求が却下されました。そして不起訴となり刑事処分がなされることもありませんでした。
弁護士の一言
刑事事件には時間制限の問題がつきまといます。放置しておくと、逮捕、勾留、起訴という具合に、追い込まれてしまうでしょう。
事情が見えてから弁護士に相談しても手遅れの場合がありますので、すみやかにご一報ください。
少年事件について
ご相談内容
息子が万引の容疑で、コンビニの店主から訴えられました。
本人に確認したところ、「絶対にやっていない」と言うのですが、今後の展開が心配です。お金で済むなら、店の言い分を認めて、穏便に済ませることも考えています。
法律相談でのアドバイス
コンビニであれば防犯ビデオが設置されているはずなので、本部に協力を求め、開示してもらうよう働きかけましょう。
ご依頼を受けて
録画ビデオを確認したところ、単にお店側が代金を受け取り忘れていただけでした。金銭の支払いについては、「うっかり忘れていた」場合に限り、客側の違法性が問われません。
今回のケースでは、きちんとレジを通していたものの、他のサービスをしている間に店員が精算を忘れてしまったようです。こうした行為は、意図的な犯罪といえません。
弁護士の一言
少年事件は、大人の都合で子どもを見るため、バイアスがかかることが多いようです。
弁護士としても、先入観を廃して臨むことが求められます。
また、やってもいないのに穏便な手段を図ると、その後も色メガネで見られ兼ねません。本質的な解決を心がけてください。