ITmediaの記事によれば、最新のiOSの更新により、
「iOS 13.7以降では、各国の公衆衛生当局(日本では厚生労働省)がExpressの採用を決めれば、ユーザーは接触通知アプリ(日本では「COCOA」)をインストールしなくても、[設定]で「接触通知」を有効にすれば接触通知を受けられるようになる」
となるそうです。
新型コロナウイルスの陽性者との接触に関しては、各国で接触通知アプリが開発・運用されていますが、ダウンロードして使われないことにはその役割を果たせないという難点があります。日本の「COCOA」でも、そもそもダウンロード率が想定よりも低いといった問題点が指摘されています。今回のiOSのアップデートはその問題点をクリアするものです。
もっとも、日本で利用されるためには厚生労働省がAppleとGoogleが5月に提供を開始した接触通知システムであるExpress(Exposure Notification Express)を採用することが必須であり、現時点ではまだ「COCOA」をダウンロードして利用していくことは必要でしょう。
【追記】
日本ではこの機能が使えない(厚労省が使わせない)とのことです。大変残念。