謹んで新年のご祝儀を申し上げます。 本年もどうぞよろしくお願い致します。
東京に戻ってきて、今年で早10年が経ちました。 この10年間、桜丘法律事務所にて多くの新人弁護士を迎え入れ、育て、地域へと送り出してまいりました。彼らが東京に戻ることなく、それぞれの赴任地で必要とされ、地域に根を張って奮闘している姿を見るにつけ、寂しさ半分、そして頼もしさ半分といった感慨に浸っております。
今も昔も、刑事弁護の現場は決して平坦な道のりではありません。私自身、理不尽な壁にぶつかり、徒労感を覚える瞬間も正直なところ年々増えてまいりました。 しかし、新しく入ってくる弁護士たちは皆、民事事件よりも困難な刑事事件にこそ強い興味と情熱を抱いています。
「労多くして功少なし」と感じてしまう私と、「困難だからこそ挑みたい」と願う彼ら。 その対比を感じた時、ああ、現場の熱気はこうして次の世代に引き継がれていくのだなと、腑に落ちる感覚がありました。これからの厳しい現場を切り拓くのは、間違いなく彼らのその眩しい情熱です。
だからこそ、私自身もこれまでの役割に安住せず、次のステージへ踏み出す時だと感じています。 養成という枠組みを超えて、次の10年で私が法曹界や社会に何ができるのか。本年はその「新しいこと」を形にする一年にしたいと思います。
変化を恐れず進んでまいりますので、温かく見守っていただければ幸いです。








